この症状がでたら「膣トリコモナス症」です。
女性の膣が炎症を起こす病気で黄色の泡状のおりものが増えて、外陰部のかゆみがでるのも特徴なので気がつきやすい病気です。
しかし、人によってかゆみだけだったり黄色のおりものだけで、カンジダかな?と自己判断をし、市販の薬で済ませたりするかたも少なくありません。トリコモナスはしっかり治療しなければ治らない病気なので検査が大事です。
トリコモナスは原虫です
トリコモナスという名前ってなんなのでしょうか?
それは、ウイルスではなく目に見えない0.1mmほどの「原虫」の一種です。乾燥しているところが嫌いで水中などの湿ったところを好むので、女性の膣付近につきやすいです。
原虫による自然治癒は不可能で、膣錠や飲み薬で完治させます。
浴槽、プール、便座、不潔なタオルなどに付着していることが多く、性行為のみならず感染してしまいます。
トリコモナスは、膣以外にも膀胱や尿道に入り込みます。
男性は感染しないの?
男性にも感染しますが、オシッコするときにトリコモナス原虫が流れることが多いです。
そのため感染していたとしても症状は軽くほとんど無症状か、排尿のときに不快感がある程度です。尿道炎のような症状が出ます。
妊婦さんがトリコモナスに感染していたら?
妊婦さんがトリコモナスに気がつかず出産した場合は、母子感染で肺炎を引き起こすことがまれにあるようです。
早産や流産のリスクも少なからずあるようですので、妊娠中に万が一わかったら早急に治療しましょう。
妊娠初期のころは、副作用から強い錠剤が飲めないので膣錠を使って完治させます。
妊娠中はとくに膣内の抵抗力が弱っているので細菌性膣症という、大腸菌などの菌が膣に入り増殖してオリモノの増加や悪臭を引き起こしやすくなります。
細菌性膣症も子宮内部にまで侵入して赤ちゃんを育てる胎盤の炎症や、羊水内の感染を引き起こし早産のリスクを高めます。妊娠中に感染しているとわかったら即治療しましょう。
パートナーと一緒に検査する必要性がある
トリコモナス原虫は男性が感染していても気がつかないことが多いので、ピンポン感染の可能性があります。
いつの間にかうつしてしまっていることもあるのです。潜伏期間は10日と症状が出るには遅いのも特徴ですので早めに気がつき治療をすることをおすすめします。
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